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ルイス・キャロルの児童小説『不思議の国のアリス』(1865年)は、1903年、キャロルの死後5年目に初めて映像化された〔。最初の映像作品は音声も色もない、わずか8分の紙芝居のような作品であったが、その後映像技術の発達に伴い、初の長編映画(1915年)、初の有声映画(1931年)などが作られていき、以後もディズニーのアニメ映画(1951年)、ミュージカル映画(1972年)、日本製のテレビアニメ(1984/85年)やさまざまなテレビ映画、テレビシリーズ、そして近年のCG技術を駆使した映画にいたるまで、『アリス』は最初の映画化から100年以上にわたり途切れることなく、様々な形で映像化され続けている。 以下の一覧では原作の物語に沿った翻案ばかりでなく、既存のアニメキャラクターによるパロディ作品なども記載しているが、作中で引用・言及されているというだけのものや題名のみのパロディ、また「アリス的」な雰囲気があるというにとどまっている作品などは除外している。また『不思議の国のアリス』はしばしばその続編『鏡の国のアリス』(1871年)と組み合わされて映像化が行われており、『鏡の国のアリス』単独の映像化は比較的少ない。このため本項では『鏡の国のアリス』の映像化についてもあわせて扱っている。 == 劇場映画 == *不思議の国のアリス (1903年、イギリス) 原題:''Alice in Wonderland'' *監督:、パーシー・ストウ *主演:(アリス) *『不思議の国のアリス』の最初の映画作品。無声・モノクロで、時間も8分ほどしかない。物語の各場面が紙芝居のように流れるイメージ映像に近い作品〔「Alice in Movie Land」『Dollybird』 vol.14、ホビージャパン、2010年7月、58-63頁。〕。 *(1910年、アメリカ合衆国)原題:''Alice's Adventures in Wonderland'' *監督:エドウィン・S・ポーター *出演: *アメリカで撮られた1リールのモノクロ・サイレント作品。上映時間は10分で、登場人物は少ない。 * (1915年、アメリカ合衆国) 原題:''Alice's Adventures in Wonderland'' *監督:W.W・ヤング *出演:ヴァイオラ・サヴォイ(アリス) *無声、モノクロだが、上映時間52分と1903年、1910年のものに比べて長尺。穏やかな音楽を用い、テロップで台詞を挿入するゆったりとした映像になっている。不思議の国のキャラクターたちはぬいぐるみによってテニエルの挿絵を忠実に再現している〔〔 Mikado Koyanagi 「映画の国のアリス」『Milk』 No.7、エクスナレッジ、2008年10月、156-157頁。〕。 * (1931年、アメリカ合衆国) 原題:''Alice in Wonderland'' *監督:バッド・ポラード *出演:(アリス) *アリスブームのさなかに作られたあまり知られていない低予算映画で、アリスの初の音声映画〔Histry of the Film Industry in Fort Lee , Fort Lee Film Commission. 2013年2月閲覧。〕。テレビ放映なども行われていない。 *不思議の国のアリス (1933年、アメリカ合衆国) 原題:''Alice in Wonderland'' *監督: *出演:(アリス)、ゲイリー・クーパー(白の騎士)、ケーリー・グラント(海亀フー)など *パラマウント社製作によるオールスター映画。内容は『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』の内容を一本にまとめており、のちのアリス映画の雛形となる〔。テニエルの挿絵に従い、原作のエピソードを忠実に再現している〔。 *(1949年、フランス)原題:''Alice au pays des merveilles'' *監督: *出演:(アリス)、(ルイス・キャロル) *フランスで製作された映画で、当時20歳のキャロル・マーシュがアリスを演じている。アリス以外の登場人物はほとんどが人形。一部ルイス・キャロルらが顔を見せる場面もある。 *ふしぎの国のアリス(アニメーション、1951年、アメリカ合衆国) 原題:''Alice in Wonderland'' *監督:クライド・ジェロニミ、ハミルトン・ラスク、ウィルフレッド・ジャクソン *声優:キャサリン・ボーモント(アリス)、ビル・トンプソン(白ウサギ)、エド・ウィン(マッドハッター) *ウォルト・ディズニー製作の長編アニメーション映画。ディズニーは1920年代から「アリス・コメディ」と呼ばれる、実写と漫画を組み合わせた一連の映像作品を作っていたが、これらの物語はキャロルのアリスとはほとんど関係なく、この作品がはじめての原作にとった翻案となる。アリスの声は14歳のキャサリン・ボーモントが演じた。ディズニーにとっては20年間とりくんだ「アリス」の成果だったが、前年の『シンデレラ』のようなプリンセスものを期待した公開当時の聴衆からは評判が悪く、また批評家からも酷評された。しかし1970年代のリバイバル上映の際、そのシュルレアリスム的な映像によって再評価された。内容はカラフルな画面による、健全な雰囲気のミュージカル仕立ての作品で、『不思議の国のアリス』のプロットのなかに『鏡の国のアリス』のエピソードも取り入れた構成になっている。金髪で青いドレスを着たアリスは、その後のアリス映画のアリス像に影響を与えた〔〔荻野学 「ウォルト・ディズニーとアリス」 『少女座』 No.5、1987年9月、52-53頁。〕。 *不思議の国のアリス(1972年、イギリス) 原題:''Alice's Adventures in Wonderland'' *監督: *出演:フィオナ・フラートン(アリス)、ピーター・セラーズ(三月ウサギ) *アカデミー賞受賞作曲者であるジョン・バリーが音楽を担当したミュージカル仕立ての作品。主演のフラートンは当時15歳で、青いドレスにディズニーの影響がうかがえる〔夏目康子「表現者をひきつけるアリス」『Switch』 No.5、Switch Publishing、2008年5月、 68-69頁。〕。ストーリーは原作を忠実になぞっているが、『鏡の国のアリス』のトゥイードルダムとトゥイードルディーのエピソードも加えられているほか、冒頭の献呈詩「黄金の昼下がり」を再現した、ルイス・キャロルとリデル姉妹たちの舟遊びのシーンも加えられている〔。1972年度英国アカデミー賞 撮影賞受賞作(ジェフリー・アンスワース)。NHK総合でもたびたび放送された〔「アリス映画・DVDコレクション」『spoon.』 No.71、プレビジョン、2010年2月、28-29頁。〕。 *(1985年、イギリス)原題:''Dreamchild'' *監督: *出演:(アリス・ハーグリーヴス)、イアン・ホルム(チャールズ・ドジソン)、(少女時代のアリス・リデル) *キャロル生誕100周年の記念祭に参加するために渡米した老婦人アリス・ハーグリーヴス(旧姓リデル)が、キャロルと過ごした少女時代を回想するという、実話を基にした内容で、コーラル・ブラウンが80歳のハーグリーヴス夫人を演じた。『アリス』の物語の直接の翻案ではないが、少女時代のアリス・リデル役のアメリア・シャンクリーによって『不思議の国のアリス』の場面も演じられる。これらの場面に登場する不思議の国の住人たちは、『セサミ・ストリート』で知られるジム・ヘンソンの製作によるマペットである〔。 *アリス (1988年、チェコスロヴァキア) 原題:''Něco z Alenky'' *監督:ヤン・シュヴァンクマイエル *出演:クリスティーナ・コホトヴァー(アリス) *人形アニメ作家シュヴァンクマイエルの初の長編映画。アリス以外はすべて人形で、人形アニメーションはCG技術をいっさい使わずコマ撮りで撮っている。台詞を最小限に抑え、シュールでグロテスクな画面で原作の不条理性を再現した。幼いコホトヴァーはピンクのワンピースの衣装で寡黙なアリスを演じている〔〔〔長澤國雄 「映像の国のアリス」 『翻訳の世界』 1996年6月号、日本翻訳協会、28-29頁。〕。 *アリス・イン・ワンダーランド (2010年、アメリカ合衆国) 原題:''Alice in Wonderland'' *監督:ティム・バートン *出演:ミア・ワシコウスカ(アリス)、ジョニー・デップ(マッドハッター)、アン・ハサウェイ(白の女王)、ヘレナ・ボナム=カーター(赤の女王) *原作の物語から13年後、19歳に成長したアリスが再びワンダーランドに迷い込むという設定。赤の女王に対する白の女王側のレジスタンス運動の中、アリスがワンダーランドの救世主として扱われるという物語で、『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』両作品の要素を取り込んで自由に翻案した作品となっている〔。動物たちをはじめとしてCG技術を駆使して撮影が行われている。''(1910年、アメリカ合衆国)原題:''Alice's Adventures in Wonderland'' *監督:エドウィン・S・ポーター *出演: *アメリカで撮られた1リールのモノクロ・サイレント作品。上映時間は10分で、登場人物は少ない。 * (1915年、アメリカ合衆国) 原題:''Alice's Adventures in Wonderland'' *監督:W.W・ヤング *出演:ヴァイオラ・サヴォイ(アリス) *無声、モノクロだが、上映時間52分と1903年、1910年のものに比べて長尺。穏やかな音楽を用い、テロップで台詞を挿入するゆったりとした映像になっている。不思議の国のキャラクターたちはぬいぐるみによってテニエルの挿絵を忠実に再現している〔〔 Mikado Koyanagi 「映画の国のアリス」『Milk』 No.7、エクスナレッジ、2008年10月、156-157頁。〕。 * (1931年、アメリカ合衆国) 原題:''Alice in Wonderland'' *監督:バッド・ポラード *出演:(アリス) *アリスブームのさなかに作られたあまり知られていない低予算映画で、アリスの初の音声映画〔Histry of the Film Industry in Fort Lee , Fort Lee Film Commission. 2013年2月閲覧。〕。テレビ放映なども行われていない。 *不思議の国のアリス (1933年、アメリカ合衆国) 原題:''Alice in Wonderland'' *監督: *出演:(アリス)、ゲイリー・クーパー(白の騎士)、ケーリー・グラント(海亀フー)など *パラマウント社製作によるオールスター映画。内容は『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』の内容を一本にまとめており、のちのアリス映画の雛形となる〔。テニエルの挿絵に従い、原作のエピソードを忠実に再現している〔。 *(1949年、フランス)原題:''Alice au pays des merveilles'' *監督: *出演:(アリス)、(ルイス・キャロル) *フランスで製作された映画で、当時20歳のキャロル・マーシュがアリスを演じている。アリス以外の登場人物はほとんどが人形。一部ルイス・キャロルらが顔を見せる場面もある。 *ふしぎの国のアリス(アニメーション、1951年、アメリカ合衆国) 原題:''Alice in Wonderland'' *監督:クライド・ジェロニミ、ハミルトン・ラスク、ウィルフレッド・ジャクソン *声優:キャサリン・ボーモント(アリス)、ビル・トンプソン(白ウサギ)、エド・ウィン(マッドハッター) *ウォルト・ディズニー製作の長編アニメーション映画。ディズニーは1920年代から「アリス・コメディ」と呼ばれる、実写と漫画を組み合わせた一連の映像作品を作っていたが、これらの物語はキャロルのアリスとはほとんど関係なく、この作品がはじめての原作にとった翻案となる。アリスの声は14歳のキャサリン・ボーモントが演じた。ディズニーにとっては20年間とりくんだ「アリス」の成果だったが、前年の『シンデレラ』のようなプリンセスものを期待した公開当時の聴衆からは評判が悪く、また批評家からも酷評された。しかし1970年代のリバイバル上映の際、そのシュルレアリスム的な映像によって再評価された。内容はカラフルな画面による、健全な雰囲気のミュージカル仕立ての作品で、『不思議の国のアリス』のプロットのなかに『鏡の国のアリス』のエピソードも取り入れた構成になっている。金髪で青いドレスを着たアリスは、その後のアリス映画のアリス像に影響を与えた〔〔荻野学 「ウォルト・ディズニーとアリス」 『少女座』 No.5、1987年9月、52-53頁。〕。 *不思議の国のアリス(1972年、イギリス) 原題:''Alice's Adventures in Wonderland'' *監督: *出演:フィオナ・フラートン(アリス)、ピーター・セラーズ(三月ウサギ) *アカデミー賞受賞作曲者であるジョン・バリーが音楽を担当したミュージカル仕立ての作品。主演のフラートンは当時15歳で、青いドレスにディズニーの影響がうかがえる〔夏目康子「表現者をひきつけるアリス」『Switch』 No.5、Switch Publishing、2008年5月、 68-69頁。〕。ストーリーは原作を忠実になぞっているが、『鏡の国のアリス』のトゥイードルダムとトゥイードルディーのエピソードも加えられているほか、冒頭の献呈詩「黄金の昼下がり」を再現した、ルイス・キャロルとリデル姉妹たちの舟遊びのシーンも加えられている〔。1972年度英国アカデミー賞 撮影賞受賞作(ジェフリー・アンスワース)。NHK総合でもたびたび放送された〔「アリス映画・DVDコレクション」『spoon.』 No.71、プレビジョン、2010年2月、28-29頁。〕。 *(1985年、イギリス)原題:''Dreamchild'' *監督: *出演:(アリス・ハーグリーヴス)、イアン・ホルム(チャールズ・ドジソン)、(少女時代のアリス・リデル) *キャロル生誕100周年の記念祭に参加するために渡米した老婦人アリス・ハーグリーヴス(旧姓リデル)が、キャロルと過ごした少女時代を回想するという、実話を基にした内容で、コーラル・ブラウンが80歳のハーグリーヴス夫人を演じた。『アリス』の物語の直接の翻案ではないが、少女時代のアリス・リデル役のアメリア・シャンクリーによって『不思議の国のアリス』の場面も演じられる。これらの場面に登場する不思議の国の住人たちは、『セサミ・ストリート』で知られるジム・ヘンソンの製作によるマペットである〔。 *アリス (1988年、チェコスロヴァキア) 原題:''Něco z Alenky'' *監督:ヤン・シュヴァンクマイエル *出演:クリスティーナ・コホトヴァー(アリス) *人形アニメ作家シュヴァンクマイエルの初の長編映画。アリス以外はすべて人形で、人形アニメーションはCG技術をいっさい使わずコマ撮りで撮っている。台詞を最小限に抑え、シュールでグロテスクな画面で原作の不条理性を再現した。幼いコホトヴァーはピンクのワンピースの衣装で寡黙なアリスを演じている〔〔〔長澤國雄 「映像の国のアリス」 『翻訳の世界』 1996年6月号、日本翻訳協会、28-29頁。〕。 *アリス・イン・ワンダーランド (2010年、アメリカ合衆国) 原題:''Alice in Wonderland'' *監督:ティム・バートン *出演:ミア・ワシコウスカ(アリス)、ジョニー・デップ(マッドハッター)、アン・ハサウェイ(白の女王)、ヘレナ・ボナム=カーター(赤の女王) *原作の物語から13年後、19歳に成長したアリスが再びワンダーランドに迷い込むという設定。赤の女王に対する白の女王側のレジスタンス運動の中、アリスがワンダーランドの救世主として扱われるという物語で、『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』両作品の要素を取り込んで自由に翻案した作品となっている〔。動物たちをはじめとしてCG技術を駆使して撮影が行われている。'' (1915年、アメリカ合衆国) 原題:''Alice's Adventures in Wonderland'' *監督:W.W・ヤング *出演:ヴァイオラ・サヴォイ(アリス) *無声、モノクロだが、上映時間52分と1903年、1910年のものに比べて長尺。穏やかな音楽を用い、テロップで台詞を挿入するゆったりとした映像になっている。不思議の国のキャラクターたちはぬいぐるみによってテニエルの挿絵を忠実に再現している〔〔 Mikado Koyanagi 「映画の国のアリス」『Milk』 No.7、エクスナレッジ、2008年10月、156-157頁。〕。 * (1931年、アメリカ合衆国) 原題:''Alice in Wonderland'' *監督:バッド・ポラード *出演:(アリス) *アリスブームのさなかに作られたあまり知られていない低予算映画で、アリスの初の音声映画〔Histry of the Film Industry in Fort Lee , Fort Lee Film Commission. 2013年2月閲覧。〕。テレビ放映なども行われていない。 *不思議の国のアリス (1933年、アメリカ合衆国) 原題:''Alice in Wonderland'' *監督: *出演:(アリス)、ゲイリー・クーパー(白の騎士)、ケーリー・グラント(海亀フー)など *パラマウント社製作によるオールスター映画。内容は『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』の内容を一本にまとめており、のちのアリス映画の雛形となる〔。テニエルの挿絵に従い、原作のエピソードを忠実に再現している〔。 *(1949年、フランス)原題:''Alice au pays des merveilles'' *監督: *出演:(アリス)、(ルイス・キャロル) *フランスで製作された映画で、当時20歳のキャロル・マーシュがアリスを演じている。アリス以外の登場人物はほとんどが人形。一部ルイス・キャロルらが顔を見せる場面もある。 *ふしぎの国のアリス(アニメーション、1951年、アメリカ合衆国) 原題:''Alice in Wonderland'' *監督:クライド・ジェロニミ、ハミルトン・ラスク、ウィルフレッド・ジャクソン *声優:キャサリン・ボーモント(アリス)、ビル・トンプソン(白ウサギ)、エド・ウィン(マッドハッター) *ウォルト・ディズニー製作の長編アニメーション映画。ディズニーは1920年代から「アリス・コメディ」と呼ばれる、実写と漫画を組み合わせた一連の映像作品を作っていたが、これらの物語はキャロルのアリスとはほとんど関係なく、この作品がはじめての原作にとった翻案となる。アリスの声は14歳のキャサリン・ボーモントが演じた。ディズニーにとっては20年間とりくんだ「アリス」の成果だったが、前年の『シンデレラ』のようなプリンセスものを期待した公開当時の聴衆からは評判が悪く、また批評家からも酷評された。しかし1970年代のリバイバル上映の際、そのシュルレアリスム的な映像によって再評価された。内容はカラフルな画面による、健全な雰囲気のミュージカル仕立ての作品で、『不思議の国のアリス』のプロットのなかに『鏡の国のアリス』のエピソードも取り入れた構成になっている。金髪で青いドレスを着たアリスは、その後のアリス映画のアリス像に影響を与えた〔〔荻野学 「ウォルト・ディズニーとアリス」 『少女座』 No.5、1987年9月、52-53頁。〕。 *不思議の国のアリス(1972年、イギリス) 原題:''Alice's Adventures in Wonderland'' *監督: *出演:フィオナ・フラートン(アリス)、ピーター・セラーズ(三月ウサギ) *アカデミー賞受賞作曲者であるジョン・バリーが音楽を担当したミュージカル仕立ての作品。主演のフラートンは当時15歳で、青いドレスにディズニーの影響がうかがえる〔夏目康子「表現者をひきつけるアリス」『Switch』 No.5、Switch Publishing、2008年5月、 68-69頁。〕。ストーリーは原作を忠実になぞっているが、『鏡の国のアリス』のトゥイードルダムとトゥイードルディーのエピソードも加えられているほか、冒頭の献呈詩「黄金の昼下がり」を再現した、ルイス・キャロルとリデル姉妹たちの舟遊びのシーンも加えられている〔。1972年度英国アカデミー賞 撮影賞受賞作(ジェフリー・アンスワース)。NHK総合でもたびたび放送された〔「アリス映画・DVDコレクション」『spoon.』 No.71、プレビジョン、2010年2月、28-29頁。〕。 *(1985年、イギリス)原題:''Dreamchild'' *監督: *出演:(アリス・ハーグリーヴス)、イアン・ホルム(チャールズ・ドジソン)、(少女時代のアリス・リデル) *キャロル生誕100周年の記念祭に参加するために渡米した老婦人アリス・ハーグリーヴス(旧姓リデル)が、キャロルと過ごした少女時代を回想するという、実話を基にした内容で、コーラル・ブラウンが80歳のハーグリーヴス夫人を演じた。『アリス』の物語の直接の翻案ではないが、少女時代のアリス・リデル役のアメリア・シャンクリーによって『不思議の国のアリス』の場面も演じられる。これらの場面に登場する不思議の国の住人たちは、『セサミ・ストリート』で知られるジム・ヘンソンの製作によるマペットである〔。 *アリス (1988年、チェコスロヴァキア) 原題:''Něco z Alenky'' *監督:ヤン・シュヴァンクマイエル *出演:クリスティーナ・コホトヴァー(アリス) *人形アニメ作家シュヴァンクマイエルの初の長編映画。アリス以外はすべて人形で、人形アニメーションはCG技術をいっさい使わずコマ撮りで撮っている。台詞を最小限に抑え、シュールでグロテスクな画面で原作の不条理性を再現した。幼いコホトヴァーはピンクのワンピースの衣装で寡黙なアリスを演じている〔〔〔長澤國雄 「映像の国のアリス」 『翻訳の世界』 1996年6月号、日本翻訳協会、28-29頁。〕。 *アリス・イン・ワンダーランド (2010年、アメリカ合衆国) 原題:''Alice in Wonderland'' *監督:ティム・バートン *出演:ミア・ワシコウスカ(アリス)、ジョニー・デップ(マッドハッター)、アン・ハサウェイ(白の女王)、ヘレナ・ボナム=カーター(赤の女王) *原作の物語から13年後、19歳に成長したアリスが再びワンダーランドに迷い込むという設定。赤の女王に対する白の女王側のレジスタンス運動の中、アリスがワンダーランドの救世主として扱われるという物語で、『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』両作品の要素を取り込んで自由に翻案した作品となっている〔。動物たちをはじめとしてCG技術を駆使して撮影が行われている。'' (1931年、アメリカ合衆国) 原題:''Alice in Wonderland'' *監督:バッド・ポラード *出演:(アリス) *アリスブームのさなかに作られたあまり知られていない低予算映画で、アリスの初の音声映画〔Histry of the Film Industry in Fort Lee , Fort Lee Film Commission. 2013年2月閲覧。〕。テレビ放映なども行われていない。 *不思議の国のアリス (1933年、アメリカ合衆国) 原題:''Alice in Wonderland'' *監督: *出演:(アリス)、ゲイリー・クーパー(白の騎士)、ケーリー・グラント(海亀フー)など *パラマウント社製作によるオールスター映画。内容は『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』の内容を一本にまとめており、のちのアリス映画の雛形となる〔。テニエルの挿絵に従い、原作のエピソードを忠実に再現している〔。 *(1949年、フランス)原題:''Alice au pays des merveilles'' *監督: *出演:(アリス)、(ルイス・キャロル) *フランスで製作された映画で、当時20歳のキャロル・マーシュがアリスを演じている。アリス以外の登場人物はほとんどが人形。一部ルイス・キャロルらが顔を見せる場面もある。 *ふしぎの国のアリス(アニメーション、1951年、アメリカ合衆国) 原題:''Alice in Wonderland'' *監督:クライド・ジェロニミ、ハミルトン・ラスク、ウィルフレッド・ジャクソン *声優:キャサリン・ボーモント(アリス)、ビル・トンプソン(白ウサギ)、エド・ウィン(マッドハッター) *ウォルト・ディズニー製作の長編アニメーション映画。ディズニーは1920年代から「アリス・コメディ」と呼ばれる、実写と漫画を組み合わせた一連の映像作品を作っていたが、これらの物語はキャロルのアリスとはほとんど関係なく、この作品がはじめての原作にとった翻案となる。アリスの声は14歳のキャサリン・ボーモントが演じた。ディズニーにとっては20年間とりくんだ「アリス」の成果だったが、前年の『シンデレラ』のようなプリンセスものを期待した公開当時の聴衆からは評判が悪く、また批評家からも酷評された。しかし1970年代のリバイバル上映の際、そのシュルレアリスム的な映像によって再評価された。内容はカラフルな画面による、健全な雰囲気のミュージカル仕立ての作品で、『不思議の国のアリス』のプロットのなかに『鏡の国のアリス』のエピソードも取り入れた構成になっている。金髪で青いドレスを着たアリスは、その後のアリス映画のアリス像に影響を与えた〔〔荻野学 「ウォルト・ディズニーとアリス」 『少女座』 No.5、1987年9月、52-53頁。〕。 *不思議の国のアリス(1972年、イギリス) 原題:''Alice's Adventures in Wonderland'' *監督: *出演:フィオナ・フラートン(アリス)、ピーター・セラーズ(三月ウサギ) *アカデミー賞受賞作曲者であるジョン・バリーが音楽を担当したミュージカル仕立ての作品。主演のフラートンは当時15歳で、青いドレスにディズニーの影響がうかがえる〔夏目康子「表現者をひきつけるアリス」『Switch』 No.5、Switch Publishing、2008年5月、 68-69頁。〕。ストーリーは原作を忠実になぞっているが、『鏡の国のアリス』のトゥイードルダムとトゥイードルディーのエピソードも加えられているほか、冒頭の献呈詩「黄金の昼下がり」を再現した、ルイス・キャロルとリデル姉妹たちの舟遊びのシーンも加えられている〔。1972年度英国アカデミー賞 撮影賞受賞作(ジェフリー・アンスワース)。NHK総合でもたびたび放送された〔「アリス映画・DVDコレクション」『spoon.』 No.71、プレビジョン、2010年2月、28-29頁。〕。 *(1985年、イギリス)原題:''Dreamchild'' *監督: *出演:(アリス・ハーグリーヴス)、イアン・ホルム(チャールズ・ドジソン)、(少女時代のアリス・リデル) *キャロル生誕100周年の記念祭に参加するために渡米した老婦人アリス・ハーグリーヴス(旧姓リデル)が、キャロルと過ごした少女時代を回想するという、実話を基にした内容で、コーラル・ブラウンが80歳のハーグリーヴス夫人を演じた。『アリス』の物語の直接の翻案ではないが、少女時代のアリス・リデル役のアメリア・シャンクリーによって『不思議の国のアリス』の場面も演じられる。これらの場面に登場する不思議の国の住人たちは、『セサミ・ストリート』で知られるジム・ヘンソンの製作によるマペットである〔。 *アリス (1988年、チェコスロヴァキア) 原題:''Něco z Alenky'' *監督:ヤン・シュヴァンクマイエル *出演:クリスティーナ・コホトヴァー(アリス) *人形アニメ作家シュヴァンクマイエルの初の長編映画。アリス以外はすべて人形で、人形アニメーションはCG技術をいっさい使わずコマ撮りで撮っている。台詞を最小限に抑え、シュールでグロテスクな画面で原作の不条理性を再現した。幼いコホトヴァーはピンクのワンピースの衣装で寡黙なアリスを演じている〔〔〔長澤國雄 「映像の国のアリス」 『翻訳の世界』 1996年6月号、日本翻訳協会、28-29頁。〕。 *アリス・イン・ワンダーランド (2010年、アメリカ合衆国) 原題:''Alice in Wonderland'' *監督:ティム・バートン *出演:ミア・ワシコウスカ(アリス)、ジョニー・デップ(マッドハッター)、アン・ハサウェイ(白の女王)、ヘレナ・ボナム=カーター(赤の女王) *原作の物語から13年後、19歳に成長したアリスが再びワンダーランドに迷い込むという設定。赤の女王に対する白の女王側のレジスタンス運動の中、アリスがワンダーランドの救世主として扱われるという物語で、『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』両作品の要素を取り込んで自由に翻案した作品となっている〔。動物たちをはじめとしてCG技術を駆使して撮影が行われている。''(1949年、フランス)原題:''Alice au pays des merveilles'' *監督: *出演:(アリス)、(ルイス・キャロル) *フランスで製作された映画で、当時20歳のキャロル・マーシュがアリスを演じている。アリス以外の登場人物はほとんどが人形。一部ルイス・キャロルらが顔を見せる場面もある。 *ふしぎの国のアリス(アニメーション、1951年、アメリカ合衆国) 原題:''Alice in Wonderland'' *監督:クライド・ジェロニミ、ハミルトン・ラスク、ウィルフレッド・ジャクソン *声優:キャサリン・ボーモント(アリス)、ビル・トンプソン(白ウサギ)、エド・ウィン(マッドハッター) *ウォルト・ディズニー製作の長編アニメーション映画。ディズニーは1920年代から「アリス・コメディ」と呼ばれる、実写と漫画を組み合わせた一連の映像作品を作っていたが、これらの物語はキャロルのアリスとはほとんど関係なく、この作品がはじめての原作にとった翻案となる。アリスの声は14歳のキャサリン・ボーモントが演じた。ディズニーにとっては20年間とりくんだ「アリス」の成果だったが、前年の『シンデレラ』のようなプリンセスものを期待した公開当時の聴衆からは評判が悪く、また批評家からも酷評された。しかし1970年代のリバイバル上映の際、そのシュルレアリスム的な映像によって再評価された。内容はカラフルな画面による、健全な雰囲気のミュージカル仕立ての作品で、『不思議の国のアリス』のプロットのなかに『鏡の国のアリス』のエピソードも取り入れた構成になっている。金髪で青いドレスを着たアリスは、その後のアリス映画のアリス像に影響を与えた〔〔荻野学 「ウォルト・ディズニーとアリス」 『少女座』 No.5、1987年9月、52-53頁。〕。 *不思議の国のアリス(1972年、イギリス) 原題:''Alice's Adventures in Wonderland'' *監督: *出演:フィオナ・フラートン(アリス)、ピーター・セラーズ(三月ウサギ) *アカデミー賞受賞作曲者であるジョン・バリーが音楽を担当したミュージカル仕立ての作品。主演のフラートンは当時15歳で、青いドレスにディズニーの影響がうかがえる〔夏目康子「表現者をひきつけるアリス」『Switch』 No.5、Switch Publishing、2008年5月、 68-69頁。〕。ストーリーは原作を忠実になぞっているが、『鏡の国のアリス』のトゥイードルダムとトゥイードルディーのエピソードも加えられているほか、冒頭の献呈詩「黄金の昼下がり」を再現した、ルイス・キャロルとリデル姉妹たちの舟遊びのシーンも加えられている〔。1972年度英国アカデミー賞 撮影賞受賞作(ジェフリー・アンスワース)。NHK総合でもたびたび放送された〔「アリス映画・DVDコレクション」『spoon.』 No.71、プレビジョン、2010年2月、28-29頁。〕。 *(1985年、イギリス)原題:''Dreamchild'' *監督: *出演:(アリス・ハーグリーヴス)、イアン・ホルム(チャールズ・ドジソン)、(少女時代のアリス・リデル) *キャロル生誕100周年の記念祭に参加するために渡米した老婦人アリス・ハーグリーヴス(旧姓リデル)が、キャロルと過ごした少女時代を回想するという、実話を基にした内容で、コーラル・ブラウンが80歳のハーグリーヴス夫人を演じた。『アリス』の物語の直接の翻案ではないが、少女時代のアリス・リデル役のアメリア・シャンクリーによって『不思議の国のアリス』の場面も演じられる。これらの場面に登場する不思議の国の住人たちは、『セサミ・ストリート』で知られるジム・ヘンソンの製作によるマペットである〔。 *アリス (1988年、チェコスロヴァキア) 原題:''Něco z Alenky'' *監督:ヤン・シュヴァンクマイエル *出演:クリスティーナ・コホトヴァー(アリス) *人形アニメ作家シュヴァンクマイエルの初の長編映画。アリス以外はすべて人形で、人形アニメーションはCG技術をいっさい使わずコマ撮りで撮っている。台詞を最小限に抑え、シュールでグロテスクな画面で原作の不条理性を再現した。幼いコホトヴァーはピンクのワンピースの衣装で寡黙なアリスを演じている〔〔〔長澤國雄 「映像の国のアリス」 『翻訳の世界』 1996年6月号、日本翻訳協会、28-29頁。〕。 *アリス・イン・ワンダーランド (2010年、アメリカ合衆国) 原題:''Alice in Wonderland'' *監督:ティム・バートン *出演:ミア・ワシコウスカ(アリス)、ジョニー・デップ(マッドハッター)、アン・ハサウェイ(白の女王)、ヘレナ・ボナム=カーター(赤の女王) *原作の物語から13年後、19歳に成長したアリスが再びワンダーランドに迷い込むという設定。赤の女王に対する白の女王側のレジスタンス運動の中、アリスがワンダーランドの救世主として扱われるという物語で、『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』両作品の要素を取り込んで自由に翻案した作品となっている〔。動物たちをはじめとしてCG技術を駆使して撮影が行われている。''(1985年、イギリス)原題:''Dreamchild'' *監督: *出演:(アリス・ハーグリーヴス)、イアン・ホルム(チャールズ・ドジソン)、(少女時代のアリス・リデル) *キャロル生誕100周年の記念祭に参加するために渡米した老婦人アリス・ハーグリーヴス(旧姓リデル)が、キャロルと過ごした少女時代を回想するという、実話を基にした内容で、コーラル・ブラウンが80歳のハーグリーヴス夫人を演じた。『アリス』の物語の直接の翻案ではないが、少女時代のアリス・リデル役のアメリア・シャンクリーによって『不思議の国のアリス』の場面も演じられる。これらの場面に登場する不思議の国の住人たちは、『セサミ・ストリート』で知られるジム・ヘンソンの製作によるマペットである〔。 *アリス (1988年、チェコスロヴァキア) 原題:''Něco z Alenky'' *監督:ヤン・シュヴァンクマイエル *出演:クリスティーナ・コホトヴァー(アリス) *人形アニメ作家シュヴァンクマイエルの初の長編映画。アリス以外はすべて人形で、人形アニメーションはCG技術をいっさい使わずコマ撮りで撮っている。台詞を最小限に抑え、シュールでグロテスクな画面で原作の不条理性を再現した。幼いコホトヴァーはピンクのワンピースの衣装で寡黙なアリスを演じている〔〔〔長澤國雄 「映像の国のアリス」 『翻訳の世界』 1996年6月号、日本翻訳協会、28-29頁。〕。 *アリス・イン・ワンダーランド (2010年、アメリカ合衆国) 原題:''Alice in Wonderland'' *監督:ティム・バートン *出演:ミア・ワシコウスカ(アリス)、ジョニー・デップ(マッドハッター)、アン・ハサウェイ(白の女王)、ヘレナ・ボナム=カーター(赤の女王) *原作の物語から13年後、19歳に成長したアリスが再びワンダーランドに迷い込むという設定。赤の女王に対する白の女王側のレジスタンス運動の中、アリスがワンダーランドの救世主として扱われるという物語で、『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』両作品の要素を取り込んで自由に翻案した作品となっている〔。動物たちをはじめとしてCG技術を駆使して撮影が行われている。 == テレビ映画・単発テレビ放映 == *(1966年、イギリス) *監督:(アリス) *出演: *BBC製作のテレビ映画。あえてモノクロで撮られており、静謐な画面のなかで淡々と物語を進行させていく。アリスは無表情で、作中の動物もすべて生身の人間がそのまま演じるなど、独特の世界観によって作られている〔。 *(1985年、アメリカ合衆国)原題:''Alice in Wonderland'' *監督: *出演:(アリス)、レッド・バトンズ(白ウサギ)ほか *アーウィン・アレン製作による、オールスターのテレビ映画。前後編のミュージカル仕立てで、前編が『不思議の国のアリス』、後編が『鏡の国のアリス』になっている。幼いナタリー・グレゴリーがオレンジ色の衣装を着てアリスを演じた〔。 *アリス・イン・ミラーランド (1998年、イギリス)原題:''Alice Through the Looking-Glass'' *監督: *出演:ケイト・ベッキンセイル(アリス)、イアン・ホルム(白の騎士)ほか *『鏡の国のアリス』をもとにしたテレビ映画。子供に本を読み聞かせていた母親が、その本の物語に入り込んでしまう、という異色の設定で、25歳のベッキンセイルがアリスが演じている。また原作では出版前にカットされた部分である「かつらを被った雀蜂」の場面がはじめて映像化された〔。なお『アナザーワールド 鏡の国のアリス』の訳題もある。 * (1999年、アメリカ合衆国)原題:''Alice in Wonderland'' *監督: *出演:ティナ・マジョリーノ(アリス)、ウーピー・ゴールドバーグ(チェシャ猫)、マーティン・ショート(帽子屋)、クリストファー・ロイド(白の騎士) *NBC製作のテレビ映画。人前で歌うことが苦手なアリスの成長物語という明快な筋立てで、一部『鏡の国のアリス』のエピソードを含める。アリス役は黄色のフレアワンピースとボーダーソックスで、作品全体として鮮やかなカラー設定になっている。ウーピー・ゴールドバーグは人面のチェシャ猫を演じた〔〔。''(1966年、イギリス) *監督:(アリス) *出演: *BBC製作のテレビ映画。あえてモノクロで撮られており、静謐な画面のなかで淡々と物語を進行させていく。アリスは無表情で、作中の動物もすべて生身の人間がそのまま演じるなど、独特の世界観によって作られている〔。 *(1985年、アメリカ合衆国)原題:''Alice in Wonderland'' *監督: *出演:(アリス)、レッド・バトンズ(白ウサギ)ほか *アーウィン・アレン製作による、オールスターのテレビ映画。前後編のミュージカル仕立てで、前編が『不思議の国のアリス』、後編が『鏡の国のアリス』になっている。幼いナタリー・グレゴリーがオレンジ色の衣装を着てアリスを演じた〔。 *アリス・イン・ミラーランド (1998年、イギリス)原題:''Alice Through the Looking-Glass'' *監督: *出演:ケイト・ベッキンセイル(アリス)、イアン・ホルム(白の騎士)ほか *『鏡の国のアリス』をもとにしたテレビ映画。子供に本を読み聞かせていた母親が、その本の物語に入り込んでしまう、という異色の設定で、25歳のベッキンセイルがアリスが演じている。また原作では出版前にカットされた部分である「かつらを被った雀蜂」の場面がはじめて映像化された〔。なお『アナザーワールド 鏡の国のアリス』の訳題もある。 * (1999年、アメリカ合衆国)原題:''Alice in Wonderland'' *監督: *出演:ティナ・マジョリーノ(アリス)、ウーピー・ゴールドバーグ(チェシャ猫)、マーティン・ショート(帽子屋)、クリストファー・ロイド(白の騎士) *NBC製作のテレビ映画。人前で歌うことが苦手なアリスの成長物語という明快な筋立てで、一部『鏡の国のアリス』のエピソードを含める。アリス役は黄色のフレアワンピースとボーダーソックスで、作品全体として鮮やかなカラー設定になっている。ウーピー・ゴールドバーグは人面のチェシャ猫を演じた〔〔。''(1985年、アメリカ合衆国)原題:''Alice in Wonderland'' *監督: *出演:(アリス)、レッド・バトンズ(白ウサギ)ほか *アーウィン・アレン製作による、オールスターのテレビ映画。前後編のミュージカル仕立てで、前編が『不思議の国のアリス』、後編が『鏡の国のアリス』になっている。幼いナタリー・グレゴリーがオレンジ色の衣装を着てアリスを演じた〔。 *アリス・イン・ミラーランド (1998年、イギリス)原題:''Alice Through the Looking-Glass'' *監督: *出演:ケイト・ベッキンセイル(アリス)、イアン・ホルム(白の騎士)ほか *『鏡の国のアリス』をもとにしたテレビ映画。子供に本を読み聞かせていた母親が、その本の物語に入り込んでしまう、という異色の設定で、25歳のベッキンセイルがアリスが演じている。また原作では出版前にカットされた部分である「かつらを被った雀蜂」の場面がはじめて映像化された〔。なお『アナザーワールド 鏡の国のアリス』の訳題もある。 * (1999年、アメリカ合衆国)原題:''Alice in Wonderland'' *監督: *出演:ティナ・マジョリーノ(アリス)、ウーピー・ゴールドバーグ(チェシャ猫)、マーティン・ショート(帽子屋)、クリストファー・ロイド(白の騎士) *NBC製作のテレビ映画。人前で歌うことが苦手なアリスの成長物語という明快な筋立てで、一部『鏡の国のアリス』のエピソードを含める。アリス役は黄色のフレアワンピースとボーダーソックスで、作品全体として鮮やかなカラー設定になっている。ウーピー・ゴールドバーグは人面のチェシャ猫を演じた〔〔。'' (1999年、アメリカ合衆国)原題:''Alice in Wonderland'' *監督: *出演:ティナ・マジョリーノ(アリス)、ウーピー・ゴールドバーグ(チェシャ猫)、マーティン・ショート(帽子屋)、クリストファー・ロイド(白の騎士) *NBC製作のテレビ映画。人前で歌うことが苦手なアリスの成長物語という明快な筋立てで、一部『鏡の国のアリス』のエピソードを含める。アリス役は黄色のフレアワンピースとボーダーソックスで、作品全体として鮮やかなカラー設定になっている。ウーピー・ゴールドバーグは人面のチェシャ猫を演じた〔〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「不思議の国のアリスの映像作品」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Films and television programmes based on Alice in Wonderland 」があります。 スポンサード リンク
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